【nail座学】ジェルネイル材料の基礎理論

ネイリストの大下です*

ジェルネイル材料の基礎理論

ジェルネイルは、ジェルを爪に塗布し、ライトを使って光を照射し硬化することで完成します。

ジェルにはどのような成分が含まれているのか、なぜ硬化するのか、その仕組み解説します。


ジェルネイル材料に含まれている主要成分

ジェルに使用されている主な成分はモノマー/オリゴマー、光重合開始材等です。その他、酸化防止剤や、カラージェルには接着剤が含まれています。

 

モノマー

モノマーとは重合が行われる際の基質となる物質のことであり、ポリマー(硬化物)の基本構造の構成単位となるものです。ジェルに使用されているモノマーは光硬化性化合物であり、一般的に低粘度の液体状化合物です。
 モノマーは、ポリマー(硬化物)の強度、粘度の調整剤の働きをするもので、一例として硬化物の強度を強くするか弱くするか、もしくは耐溶剤(ソークオフ機能や着色性等)を強くするか弱くするか等は、モノマーやオリゴマーの配合により変化します。

オリゴマー

オリゴマーとは、モノマーを重合させて得られる重合体(高粘度の水あめ状物質)であり、広い意味ではポリマーの一つと言えます。ジェルネイルにおいて用いられるオリゴマーはウレタンアクリレートと呼ばれる柔軟性に優れた化合物であり、光硬化性を有しています。

※『モノマー』『オリゴマー』『ポリマー』という単語がでてきますが、『モノ』『オリゴ』『ポリ』は、ギリシャ語で数を表す接頭語で『モノ=1』『オリゴ=少ない』『ポリ=多い』を表します。

 

光重合開始剤

ジェルネイルに使用する重合開始剤は、光(紫外線、可視光線)を吸収する事により分解し、ラジカルを発生して重合の起点となる成分です。

その他ジェルネイルに含まれる成分、酸化防止剤、顔料(カラージェル)、また各メーカーの特色を出すため、それぞれに工夫がされています。

 

ラジカル重合の特徴

ジェルネイルの材料の硬化は、ラジカルによって重合(硬化)するので、「ラジカル重合」ともいいます。

⚫︎重合する時に収縮し(体積が小さくなる)熱を発生します。

⚫︎空気中の酸素との結合が早く行われて硬化しないまま残ります。これが未硬化ジェルです。

*1 ラジカルとは、通常2つずつ対になって存在している電子の結合が切れて、不安定になっている原子や分子のこと。不対電子。不安定であり、化学反応しやすい状態。

 

アクリルネイルとジェルネイルの材料の違い

アクリルパウダーとアクリルリキッドで施すアクリルネイル材料と、ジェルネイルの材料を比較してみましょう。

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